PHPの変数について(計算、代入)
変数に関して
これはデータの入れ物のようなもので、文字列や数値を変数という型に入れ(代入する)名前をつけることができます。
変数の名前の付け方にはルールがあります。
- 頭に$をつける
- 英単語を用いる (例…$name,$stone)
- キャメルケース、二文字以上のときは大文字で区切る (例…$userName)
- 大文字と小文字は区別される (よく間違えてエラー起こした)
- 頭を数字にしてしまうと無効になるため使用しない (例…$1name)
- '-'ハイフンなどの記号も無効になる、ケバブケースはエラーがおこる。
- ローマ字で書いた日本語、または日本語などは望ましくない
- スネークケース、単語の間を_で区切る (例$name_menu)
基本的に分かりやすくしておきます。後でなにがどこに対応しているのか分からなくなります。
- $変数名 = 値;
ルールを踏まえこのように定義することで、値が変数名に代入され、変数名を値として扱うことができます。
プログラミングにおける '=' は等しい(イコール)ではなく右辺から左辺へ代入するという記号として動作します。
- 代入の例
<?php
$name = 'melin'; //文字列を代入する
$length = 4; //数値を代入する
echo $name; //merlinが出力される
echo $length; //4が出力される
?>
変数は代入された値と同じ振る舞いをし、名前をつけることでこれが何のデータなのかが分かりやすくなります。
変数に代入する内容を変更すれば同じ名前の変数をまとめて変更できるので、変更があった際にも便利になります。
- 変数を利用した計算の例
<?php
$length = 4; //$lengthに4代入する
$area = $length * $length; //$lengthと$lengthを掛け算する。変数をさらに別の変数へ代入もできる。
echo $area; //結果がechoされる。
?>
こういった計算も変数を変更すれば一括で変更できます。
変数は更新(上書き)することもできます。
$x = 3; の後に $x = 5;
と代入した場合、次に$xを扱うときは5として出力されます。
変数に数値を足したい場合は、
- 変数1 = 数値;
- 変数1 = 変数1 + 足したい数値;
と変数に新しい数値を足し、変数へ代入し直すことで追加することができます。
追加の例
$y = 5; //数値の代入
$y = $y + 10; //$yに代入された5と10を足して代入し直す
echo $y; //合計15で出力される
これは追加の形の基本形となり省略した形もあります。
- 変数 += 数値;
この形にすることで、 変数1 = 変数1 + 足したい数値; と同じ内容で代入されます。
+(足す)だけ例に出していますが +(足す)、-(引く)、*(かける)、/(わる)、%(わり算の余り)の全てで同じような入力が可能となります。
もし追加する数が1だけの場合は++、--を使うことでさらに省略することができます。
ただし変数の前と後どちらにつけるかで
その行で実行される命令の前に追加されるのか、後に追加されるのかが変わります。
- ++変数; //実行前にプラス1される
- --変数; //実行前にマイナス1される
- 変数++; //実行後にプラス1される
- 変数--; //実行後にマイナス1される
例
$x = 3;
$y = 6;
echo --$x; //実行前にプラスされ2になる
echo $y++; //実行後にプラスされ6になる